香川照之による性加害 「胸を直に触り、キスもしていた」同席者が証言
「週刊新潮」9月1日号は、俳優・香川照之による銀座のクラブホステスに対する性加害を報じた。
その後8月25日になり、全面的に事実を認める謝罪コメントを発表。
翌26日、自身が金曜の司会を担当するTBS系「THE TIME,」に生出演し謝罪した。
ここで改めて、香川による看過しがたい性加害の全容を報じる。
※この記事では性暴力の被害に関する詳細な描写があります。
フラッシュバック等の症状のある方はご留意ください。
いま一番引っ張りだこの俳優は誰か。
現在、放映中の「六本木クラス」(テレビ朝日系)では、主人公の竹内涼真への土下座の要求が話題になっている。
トヨタ自動車やサントリーなど、錚々たる企業のCMにも起用され、今年上半期のテレビCMタレントランキングでは、男女合わせた8位につけている。
「よくホステスの胸を触ったりしていますね」
そんな香川は、息抜きのためなのか、忙しい仕事の合間を縫ってたびたび銀座のクラブに出没するという。たまたま居合わせた客が言う。
「『半沢直樹』の撮影がコロナでいったん中断する前の2020年3月ごろ、銀座の高級クラブで香川さんを見かけたのですが、酒が入ってご機嫌で、ソファーの上で飛沫をまき散らしながら、仁王立ちになったり踊ったりしていました」
香川を銀座で時々見かけるという別の客は、「よくホステスの胸を触ったりしていますね」と証言。
しかし、ホステスがいくら接客を商売にしているからといって、銀座のクラブは性的サービスを提供する店ではない。
相手が嫌がっているのに胸を触ったりしたら、いくら服の上からでもセクハラになるのは当然。
それどころか、刑法176条の強制わいせつ罪が成立する可能性もあるのだ。
そして実際に香川は、19年7月にあるトラブルを起こしていたことが判明している。
〈服の中に手を入れ…〉
手元にある訴状によると、香川は19年7月に、銀座の高級クラブを訪れていた。
その晩、香川を含む4人を接客した4人のホステスの一人を、仮に美麗さんとしておこう。
目鼻立ちの整った美貌の彼女は香川にされたことが原因で、その後PTSD(心的外傷後ストレス障がい)を患い、翌年5月、その場で香川の暴走を止められなかった、という理由で、クラブのママまでを民事で訴えたのだ。
東京地裁に提起された損害賠償の請求訴訟自体はすでに昨年、取り下げられているが、それによって加害の事実が消えるわけではない。
今回、本誌(「週刊新潮」)はその一部始終を目撃した同僚からも証言を得て、事実を確認した次第である。
「訴訟になっていないからいい」というレベルの行為かどうか。
訴状に書かれていたのは、セクハラというレベルを超えた行状だった。
まずは訴状をもとに見てみよう。
その日の午後11時ごろ、当該クラブの個室で行われたこととして、訴状にはこう書かれている。
〈訴外香川の隣にいた子が席を外したため、その席に原告が移動したところ、突然、訴外香川は、原告の服の中に手を入れ、ブラジャーを剥ぎ取った。剥ぎ取られたブラジャーは、被告及び同行の客3名に次々と渡され、全員がその匂いを嗅ぎ、いろいろと卑猥なことを申し述べた〉
〈そして、訴外香川は、原告にキスし、服の中に手を入れ、原告の乳房を直になでまわしたり揉んだりして弄(もてあそ)んだ〉
〈若手の歌舞伎役者にスマホのビデオ通話で連絡〉
さすがに周囲も放置できなくなり、ほかのホステスが従業員を呼び、美麗さんに電話がかかってきたように装って、彼女を個室から退出させたそうだ。
その際にブラジャーを取り戻した美麗さんは、トイレで再び身に着けたというが、
〈原告は、携帯電話と名刺入れを置き忘れたので、やむなく個室に戻って取り戻そうとしたところ、訴外香川に手を引っ張られてまた、隣の席に座らされた。訴外香川は、服に手を入れて再度原告のブラジャーを剥ぎ取り、若手の歌舞伎役者にスマホのビデオ通話で連絡し、ブラジャーや原告を映して弄んだ〉
〈原告の戻ってこないのを心配した従業員が呼びにきてくれ、原告はようやく個室から逃げ出せた。訴外香川は剥ぎ取ったブラジャーをずっと持っていたが、個室を出るときに取り戻した。訴外香川の狼藉は、店内で知られるところとなっており、顔見知りの客から大丈夫かと声をかけられ、原告はひどく恥ずかしい思いをした〉
>>2以降に続く
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