https://www.cinematoday.jp/news/N0133955
2022年12月3日
3日に公開を迎えた、アニメーション映画『THE FIRST SLAM DUNK』で監督・脚本を務めた原作者・井上雄彦が、同日、オフィシャルサイトに掲載されたインタビュー内で、アニメーション監督としての経験や、新作に込めた思いを語っている。
そのなかで、声優への演出についても尋ねられた井上は、あまり誇張表現を使わない「ナチュラルな感じ」に本作をしたかったと明かし、ほぼ全てのキャストにその基本姿勢を伝えたうえで「あとはやりながら、一緒に探していく。そういう作業だったと思います」と述懐。そのうえで「だからこそ、連載していた頃にテレビアニメがあり、声優さんたちがいらっしゃったけど、自分としてはそこにはさわれないというか」と言及した。
「あの何年間かのテレビアニメで声優さんたちは、プロフェッショナルとしてキャラクターと向き合い、それぞれのやり方でキャラクターを育ててこられたと思うんですね」という井上は、もし映画をオファーしていたら、かつて育てたキャラクターを捨ててもらわなくてはいけなかっただろうと振り返り「それはできないなというのがあって」と明かした。『SLAM DUNK』として「根っこは同じ」だが「ただ、同じ根っこから生えるもう1本の木、という感じでこの映画を捉えている」という井上は、芝居のうえでも、普通のバスケ部の高校生である点を大事する意向を声優にも伝えていたという。
そのほかにも井上は、映画が完成した瞬間やアニメーション映画監督として学んだことなどをインタビュー内で明かしており「随分前に読んだ人が“初めて観る”みたいなことができたら、それがいいんじゃないかなって。喜んでもらう形のひとつとして。なので、出会ってもらう。こういう『SLAM DUNK』もあるのかと、初めて出会うみたいな出会い方をしてもらえたら嬉しいなと思いますね」と語ると、「映画館で観て欲しいですね。まず画が大きいというのがあるし、音がもう断然映画館のほうがいいよっていうのがあります」と呼びかけている。
全文はソースをご覧ください
オフィシャルサイト 井上雄彦インタビュー
https://www.slamdunk-movie-courtside.jp/interview/17
コメント一覧