2023/04/26 12:00 サイゾーウーマン編集部
英国放送・BBCによる故・ジャニー喜多川氏の“性加害報道”で、かつてない危機に直面しているジャニーズ事務所。テレビなど一般メディアの報道も行われるようになり、これまでのようなスルー対応で終わらせる意向はないとする文書を取引先企業に送付していることも判明したが、同時期から芸能関係者の間で“社長退任説”が急浮上しているという。現社長の藤島ジュリー景子氏は、「この問題が取り沙汰される以前から退任を考えていたようだ」(広告代理店関係者)との声も聞こえてくる。
2019年7月に死去したジャニー氏の後を継ぐ形で、同年9月、社長に就任したジュリー氏。母親である前同社名誉会長の故・メリー喜多川氏(21年8月死去)は、かねてからジャニーズ事務所の後継者はジュリー氏だと公言していたため、この人事はごく自然なものだった。
「しかし、ジュリー氏本人としては名前が表に出る代表者職よりも、裏方に近いプロデューサーといった肩書を希望していたと言われている。そこで、一旦はメリー氏の希望通りの人事を成立させた後に、然るべくタイミングで実権を維持しつつも、代表からは退くことになるだろうという見通しだったんです。この話は今回の騒動とは関係なく、それこそジュリー氏が社長に就任してからほどなくして一部では取り沙汰されていました」(同)
そして現在、ジャニーズ事務所は先代の不祥事により前例のない危機に。
「当時のジャニーズは、この問題はあくまでジャニー氏の個人的な問題と片付けていたのでしょうが、いまやそれを見て見ぬ振りしてきた会社全体の問題へと発展しています。ジュリー氏にも何かしらのペナルティや処分は必要との声が世間から上がっている状況です。このタイミングでのジュリー氏退任は『事務所代表として責任を取る』という対外的な動機とも合致しているだけに、現実的かつ妥当な選択となるのではないでしょうか」(テレビ局関係者)
なお、後任に関しては井ノ原快彦といった所属タレント、古参の事務所幹部など諸説あるようだが……。
「当初からウワサされていたのは、エンタメ業界の有力者を外部から招き入れるというもので、ジュリー氏の考えが変わっていなければ、大手制作会社やレーベルなどから“引き抜く”形になるのでは。社長交代の理由が理由だけに、内部の人間が繰り上がるのは、世間が納得しないはずですから、これもまた妥当な判断といえるのでしょう」(同)
わずか4年で終わりを迎える可能性が高まりつつある“ジュリー政権”だが、多くの所属タレント、そしてそのファンたちの不安を払拭するためにも、早急な判断が必要だ。
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