テレビ業界ではあまりに低い視聴率が“縁の切れ目”となることは少なくないが、あの大手芸能プロダクションとの蜜月関係も解消となるかもしれない。
お笑いコンビ・ハライチとフリーアナウンサーの神田愛花がMCを務めるフジテレビの昼のバラエティ番組『ぽかぽか』が今年11月を目途に打ち切りになるとの情報が飛び交っている。
テレビ関係者が耳打ちする。
「低視聴率によりわずか9カ月の短命に終わった『ポップUP!』の後を継いで、今年1月にスタートしたばかりの『ぽかぽか』ですが、今や世帯視聴率は1%を切る日もあるほど絶望的。告関係者からは『ラジオ番組だったっけ?』と揶揄される始末で、さらに下落して0.5%以下になれば、測定不能を表す『※』印となり、業界中から失笑されることになります。
6月に夏ドラマの番宣を兼ねてゴールデン特番を放送したものの、これも世帯3.5%という惨状で、昼の通常放送への“還元”にもつながらなかった。
こうした状況から今ではゲストを呼ぶのもひと苦労で、ハライチと神田愛花に訴求力がないことも不振の原因とされています。遅くとも年内には終了となり、来年3月まではドラマの再放送でつなぎ、4月に新番組をスタートさせるともっぱらです」
ところが、番組の打ち切りとなれば、ハライチが所属する「ワタナベエンターテインメント」との関係悪化は避けられないとの見方もある。
「赤字を垂れ流している状況だけに、フジとすれば9月いっぱいで打ち切りにしたかったのが本音でした。しかし、それではハライチの次の仕事が決まらないため、事務所とフジの間でひと悶着があったとも。
打ち切りのタイミングとして伝わってきているのが11月という中途半端な時期なのも、そうした裏事情があってのことかもしれません。
テレビ各局には、どうやっても視聴率が上がらない“死に枠”がありますが、吉本興業やホリプロはそこにタレントを出したがらない。
しかし、ワタナベは『期間』『ギャラ』『今後の関係性』を担保にタレントを出してくれるため、テレビ局にとっては“困った時のワタナベ”でした。とはいえ、火中の栗を拾わせておいて1年持たずに打ち切りとなれば、さすがに禍根を残すことになるのでは」(同)
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