費用は税金で賄われるだけに国民が怒るのは当然なのだが、開催地の大阪で取材を進めると費用以外の問題も見えてきた。その最たるものがPR方法だ。大阪市内のある商店街の幹部はこう話す。
「どんなに批判されても、われわれとしては万博は絶対に成功させてほしいと思っています。だからこそ、商店街内に万博関連の販促物やポスターなどを掲示しようとしたんですが、『あれはダメ、これはダメ』と縛りがキツすぎる。みんな呆れていますよ。一部の大企業だけじゃなく、大阪全体で万博を盛り上げなきゃいけないのに、お偉いさんは何を考えているのか。疑問しかないですわ」
とくに公式キャラクターである「ミャクミャク」を巡っては、厳しい意見がとびかっている。大阪・梅田近くの別の商店街幹部はこう本音を漏らした。
「ミャクミャクがプリントされた販促物や掲示物は使用許可が厳しくて、ほとんど街中で見かけません。権利関係とか色々あるんでしょうけど、『何のための公式キャラクターだよ』と思ってしまいます……」
大阪万博の旗振り役を務める維新の会の中にも、ミャクミャクの使用制限の厳しさを問題視する意見がある。大阪維新の会の議員が憤る。
「地元の選挙区の人々や支援者から“どうして『ミャクミャク』を使えないのか”と疑問の声があがっています。“権利上難しい”とお詫びするしかないのですが、その度にお叱りを受けます。
みなさん、万博を盛り上げたい一心で言っているわけで、純粋な熱量がある人たちなのでジレンマがありますね……。万博グッズのオフィシャルストアはどこも閑古鳥が鳴いているだけに、もっと露出を増やしてもいいのではと個人的には思うのですが……」
維新の会の支持層ですら、万博については開催への反対意見が65%を数えている
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