中国“最先端都市”に異変 建設工事止まり路上では寝泊まりする若者も… 5日に全人代開幕
5日から中国では国会にあたる全国人民代表大会が始まります。中国では経済の低迷が長引く中、成長のシンボルだった最先端の都市にも異変が起きていました。
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中国南東部の都市・深センは、経済特区として急速な発展を遂げてきました。
記者
「高層ビルの合間に何かが飛んでいます。ドローンでしょうか」
中国のフードデリバリー大手は、去年からドローンによる出前サービスを始めました。スマートフォンで注文できます。店舗で商品を受け取った配達人が、商品が入った箱をドローンに取り付け、上空高くに飛び立っていきます。その後、ドローンは宅配ボックスの上に着陸。商品を受け取ることができます。
実は深センは、民生用のドローンの生産で世界の73%のシェアを占め、市内には1700社以上の関連企業が集まります。
深セン無人機工業協会 楊金才会長(センは「土」へんに「川」)
「中国はドローン大国です。面積が広くて物も豊富。人口も多い。ドローン産業は大きく発展します」
中国経済をけん引する”最先端の都市”深セン。しかし今、ある異変が起きていました。
記者
「こちらでは今年、世界で2番目に高い超高層ビルが完成する予定でしたが、工事は一向に進んでいません」
このエリアは、2017年に中国の大手不動産開発会社が約4800億円で購入し、世界第2位の高さとなる140階建て、700メートルの超高層ビルがシンボルとなるはずでした。しかし、不動産開発会社が債務危機に陥ったことで、建設が止まったままなのです。
記者
「工事現場で犬が寝そべっています」
周辺住民
「多くの人が期待や希望を持っていて、すごく盛り上がっていました。でも、もうずっと放置されたままで今はどうなっているのかわかりません」
以下略
https://news.ntv.co.jp/category/international/912cf4a749ec427cae4f416c5f53ccdf
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