https://news.livedoor.com/lite/article_detail/21460583/
俳優のキアヌ・リーヴス氏が自身の代表作としても知られる映画「マトリックス」で得た収益の大部分をガン研究に寄付していたと報じられました。キアヌ氏の寄付金は、同氏の妹が長年にわたって苦しんだという血液ガンとも呼ばれる白血病の研究に役立てられています。
エンターテインメント専門ニュースサイトのLADBibleが新たに報じたところによると、キアヌ氏がガン研究に対して寄付した額は「マトリックス」で得た収益の70%に上るとのこと。キアヌ氏は「マトリックス」から契約金として1000万ドル(約11億6000万円)を、映画が大ヒットしたことによる成功報酬として3500万ドル(約40億7000万円)を受け取ったとされているため、寄付として投じた額は3150万ドル(約36億6000万円)に上るという計算です。
報道によると、キアヌ氏が寄付を決めたのは妹のキム・リーヴス氏が長年にわたって白血病と闘い続けていたことが原因。キム氏は1991年に血液ガンとも呼ばれる白血病と診断されてから2001年に寛解に至るまでの10年間にわたって闘病生活を続けていました。
キアヌ氏とキム氏は特に仲が良い兄弟だと言われており、キアヌ氏が2歳の時点で父親が出て行って以来、ハワイ・オーストラリア・ニューヨーク・カナダと移り住む母親に付いて世界各地を転々とする幼少期において、キム氏の面倒を見ていたのがキアヌ氏とのこと。
また、キアヌ氏はガンを抱えながら生きる子どもたちを支援するための慈善団体も設立していることで知られています。この慈善団体はキアヌ氏が自身との関連性がはた目に分からないほうが良いと考えたために団体名などが秘されており、その存在も2009年のインタビューで「5、6年前から個人で財団を運営しており、いくつかの小児病院やガン研究の支援をしています。自分の名前を出すのは好きではなく、財団に任せています」と語ったことがある程度とのこと。
キアヌ氏はよく地下鉄で目撃されるというエピソードから倹約家とされる一方、自分自身以外のお金については非常に寛大だと知られており、スタントマン4人にロレックスを、12人にハーレーダビッドソンを贈ったり、15分間のオンラインデート権を競売にかけて売上金を寄付したり、衣装や特殊効果などの制作費増額のために出演料の大幅減額に同意したりといったエピソードがたびたび報じられています。こうした「いい人過ぎる」エピソードに今回の寄付の一件も加わるということで、アメリカ大手紙のNew York Postは「この卓越した守護聖人がまたやってくれました」とつづっています。
コメント一覧