2022年3月27日
まいじつ
『グランツーリスモ7』大炎上! ソシャゲ仕様に怒り心頭「ただの集金装置」「正気か?」
3月4日に『ソニー・インタラクティブエンタテインメント』から発売されたレースゲーム『グランツーリスモ7』。世界中にコアなファンがいる人気シリーズだが、現在は“ソシャゲ化”したことによって炎上騒ぎとなっている。
課金ありきの仕様にユーザー激怒!
「グランツーリスモ」シリーズは、動画と見間違えるほどの圧倒的なグラフィックや、レーサーのような没入感を楽しめるレースゲーム。最新作は初の「PlayStation 5」対応ソフトとして、大きな注目を集めていた。
しかし3月18日に実施されたアップデートによって、「レース報酬が減額される」という改悪が行われることに。結果としてプレイヤーへの“課金圧”が高まってしまい、激しい賛否両論を招いている。
もともとゲーム内で車種を購入するには、ゲーム内通貨が必要だった。その値段は高級車ほど高く設定されており、たとえばベンツのような車種は3億クレジット程度。そしてゲーム内通貨は課金することで手に入り、2億クレジットは2200円といった相場だ。
その一方で、ゲーム内通貨はレースイベントの賞金としても獲得可能。課金したくないプレイヤーは、せこせことレースに出走して賞金を稼ぐ仕組みとなっている。
ただでさえ課金前提の仕組みがヘイトを買っていた上、「レース報酬の減額」という“嫌がらせ”が続いたことで、プレイヤーの不満が爆発。《これはゲームというよりただの集金装置だろ》《大前提として買い切りゲームで「課金」という単語が出てくること自体異常だということにいい加減気付いてください》《実勢価格とのリンクとか正気か? 現実で買えないものをゲームでも買えなくしてどうするんだよ》《レース報酬が少な過ぎてお金稼ぎが面倒なので早く改善して欲しい》と、国内外を問わず大炎上しているようだ。
間違った「リアル」の追求
では実際にアップデートによって、レース報酬はどれほど減額されたのだろうか。具体的に見てみると、「フィッシャーマンズ・ランチ」コースは650万から350万、「ハイスピードリンク」コースは650万から350万へと半減している。
「ポルシェ」は3億クレジットなので、購入するのに単純計算で「ハイスピードリンク」を約85回プレイしなければいけない。ゲーム内にはさらに高級な12億の「ジャガー」なども存在するので、想像するだけでも頭が痛くなる。
なお、今回のアップデートと共に「ユーザーの皆様へ」というお知らせを公開。それによると「課金なしでいろんな車とコースを楽しんでもらいたい」と謳いながら、車の価格設定は実勢価格とのリンクが不可欠であると綴られており、ファンを困惑させてしまったようだ。今後のアップデートにより、発展的に解決していくとされているので、なにかアイデアがあるのかもしれないが…。
アップデートの直後、「グランツーリスモ7」のユーザースコアは2.7まで急落、その後は1.9まで下がり、怒りのあまりディスクを叩き割るプレイヤーも現れていた。
この調子だとますますユーザー離れが加速しそうだが、起死回生の一手が打たれる日は来るのだろうか。
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