沖縄の那覇市や離島には「リゾキャバ」というものがある。リゾートキャバクラの略で、本土からリゾートバイト感覚で
女性が働きに来るキャバクラのことだ。沖縄でもいまでは、夜の街もリゾキャバもすっかりコロナ前の活気を取り戻したようで、
リゾキャバ勤務の平均時給も3000円以上と決して悪くはない。
ところが先月、久々に沖縄を訪れて驚いた。そのリゾキャバに大きな変化が起きていたのだ。
「いま、石垣島など離島のキャバクラでは、戦火を逃れて日本へ来たウクライナやロシアの女性の入店が増えていて、
その反対に、日本人キャストがほとんどいなくなってしまったんです」
そう明かしたのは現地で水商売の経営に関わる人物だ。いったい何があったのか。
「那覇など本島にあるリゾキャバは時給もそこそこ出るんですが、住居は自分で借りないといけない場合が多い。
一方、離島では店側が無料の寮を用意するので、ウクライナ人やロシア人の女性が多く入居するようになったんです。
彼女たちも恐らく、最初は日本で普通に昼の仕事を見つけようしたけれど、難しかったのかもしれません」
昨年12月以降、ウクライナ紛争の避難民たちは新制度により、認定さえ受ければ「定住者」の
在留資格を得られるようになった。そうなれば就労の職種も縛りはなく、夜の店で働くことも可能だ。
離島のリゾキャバでの外国人女性の時給の相場は約2000円と日本人キャストよりもかなり安い。
それでも彼女たちは日本人よりもよく働くという。そのために、店側も徐々に日本人を雇わなくなったというのだ。
「戦争は続いていますが、店内でウクライナ人とロシア人は仲も良い。一方で離島の店から追いやられる形に
なった日本人キャストは、那覇などへ移ってもなじみ客を持たず、客を呼べないためになかなか働き口が
見つからないようですね」
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https://news.yahoo.co.jp/articles/aa28206b7c8c76d98eaecb9ce71982509b284634
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