八島哲郎さん:
「だいたい8割以上が奇形、変形している。例えばこれ。これはどうにもならない。これとか・・・これね、ひどいやつだと」
八島さんは例年、およそ3万個の干し柿を出荷していますが、去年は寒さによる霜の被害で収穫量が大幅に落ち込みました。今年も遅霜の影響で実の数はいつもの半分ほど。
その8割に変形が見られるため、出荷できるのは例年の1割ほどになる可能性があります。
八島哲郎さん:
「もちろん干し柿は食べなくても命に別状はないから。ただ私が心配しているのは、2年連続の大不作で、干し柿づくりや農業をやめるという人が出てくるのが一番心配」
県園芸推進課にも、県内各地から変形した柿の発生情報が寄せられていると言います。原因を聞いてみました。
県園芸推進課 上野慶紀技術主査:
「一番は気温が、大きい原因ではないかと考えています。過去に福島県で平成2年(1990年)に柿の異常果が大発生したという論文、報告があって、そこでは高温や日較差が原因ではないかと言われていた」
結局、はっきりとした原因はよくわからず…しかし、変形は病気によるものではありませんでした。
ストレスの影響に関しても県は、今年の4月から6月にかけての最高気温や1日の気温差を調べてみると、確かに気温の高い日や気温差の大きい日は多かったが、
過去には今年以上に気温の乱高下が激しかった年もあり、今年が異常とまでは言えないということなんです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/551035c035be5020e2286194b4a1dfe0f93210e8
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