17日夜からつづく急な降雪は、北陸・東北地方だけでなく、中国地方にも影響を及ぼしています。
それに関連して国土交通省 中国地方整備局は20日(火)、「冬用タイヤ装着について(注意喚起)」という文書を発表しました。
同局からの注意喚起の記者発表は、これで3日連続となります。
今回の内容は「関係団体に『降積雪期における輸送の安全確保の徹底について』の依頼文書を発出しておりますが、
改めて文書の内容についてお願いしたところです」というもの。
文中の依頼文書とは、11月30日付で国交省自動車局からトラック・バス・タクシー・レンタカーなどに関わる運輸関係の各団体へ
発出された通達「降積雪期における輸送の安全確保の徹底について」です。
この通達では降積雪期の安全確保の徹底を求めるとともに、冬用タイヤ未装着等で事業用自動車が立ち往生した場合
「事業者へ監査を行い、場合によっては行政処分の対象とする」としています。
しかし中国地方整備局管内では、17日から19日にかけて11件の立ち往生案件が発生。同局によると、その中の3件がトラックで、
しかもうち2件は冬用タイヤ未装着だったといいます。
事前通達があった中での相次ぐ「冬用タイヤ未装着トラック」事案をうけ、急遽出された今回の注意喚起。
「ノーマルタイヤで走行し、深刻な交通障がいを起こしかねない事象が発生しました」と、昨日にも増して強い表現が使われています。
トラックがノーマルタイヤで立ち往生した2件の場所は、島根県飯南町と広島市安佐北区。後者はふだんは雪が降らないエリアだけに、
油断があったのかもしれません。
同局は昨日に引き続き「積雪・凍結道路ですべり止めの措置をとらない運転は法令違反となります」
(※編注:「法令違反」部分は赤字で下線付き)と、強く呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/61f526f06ec203c89a8ba09e71bf6239863a55d3
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