12/10(土) 9:06配信 日刊ゲンダイDIGITAL
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イケイケの武闘派大物ヤ○ザを相手に不良外国人は一歩も引かず、ビール瓶で頭を何度もブン殴り、「タマ」までとっていた。
今年5月、大阪市中央区の雑居ビルの敷地内で、六代目山口組系組幹部の関将孝組員(48)の遺体が見つかった事件。府警捜査4課は7日、組員を撲殺したとして、ペルー国籍の無職、ウエス・ギネス・リカルド・アンキー容疑者(49)を殺人などの疑いで再逮捕した。
5月8日午後2時ごろ、組員はミナミの雑居ビル地下1階のバーで、居合わせたリカルド容疑者らペルー人3人とトラブルになった。3人はベロベロに酔っぱらった組員にヘッドロックをかけて絞め上げ、店から連れ出した。
リカルド容疑者は組員をエレベーターに乗せて5階まで上がり、非常階段で組員の左頭部を複数回ビール瓶でブン殴った。さらに、ぐったりした組員の体を持ち上げ、19.2メートル下の地面に落下させた。組員の方がリカルド容疑者より、ガタイがよかったという。
組員はその日のうちに死亡したとみられ、5日後の13日、隣接するビルの隙間で遺体が確認された。死因は頭部挫滅だった。リカルド容疑者の尿からはコカインの成分が検出され、約300グラムのコカインを所持していたことが判明した。
「普段から外国人がたまっとる店で、組員は事件発生の4時間ほど前から、ペルー人を含む外国人客らとそこらじゅうでモメとった。胸ぐらをつかんだり、どつき合いしたり、ほとんど組員の方からけしかけとった。いったんはおさまったんやが、しつこかったんやろうな。酒癖が悪く、酔うと相手が誰であろうと『コラ、誰に向かって偉そうな口利いとんじゃ』みたいな感じで因縁をつけ、片っ端から喧嘩を吹っ掛けとったみたいや。組員は店内で上半身裸になって紋々を見せたこともあるみたいやから、他の客も日本のヤ○ザやっちゅうのは分かっとったやろうけどな。山口組の幹部いう認識があったかどうかは分からん」(捜査事情通)
■大阪府警は神戸山口組との抗争を警戒するも
事件発生当初、府警は対立する神戸山口組との抗争を警戒。一方、組関係者は喧嘩相手の外国人をシャカリキに捜し回り、組員の知人は外国人バーの店長を「関さんを殺したヤツを知っているやろ」と脅したとして、逮捕された。
「関組員のシノギは『守り代』で、ミナミでは顔やった。山口組極心連合傘下の『極闘会』幹部時代は『強者』や『拳月』といった半グレ連中を束ね、飲食店からみかじめ料を取ろうとしてパクられたこともあった。極心連合会解散により、現在の野内組に移籍して幹部を務めていた。野内組長は六代目山口組の中核組織、弘道会のナンバー2や。六代目きっての武闘派として知られるイケイケの組幹部がド素人に殺害され、業界に衝撃が走った」(前出の捜査事情通)
本人も、まさかヤク中のペルー人に殴り殺されるとは思ってもいなかっただろう。
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