少女の警視庁への説明などによると、少女はタイで妹と祖父母と暮らしながら、公立中学校に通っていた。母親は性的サービスを伴う「出稼ぎ」の仕事をしており、普段は離れて暮らしていた。
母親から「日本に行って仕事をする」と言われ、6月27日に一緒に来日。その後、店で性的サービスをやらされていた。少女は性的サービスの知識がなく「いやだ、やりたくない」と思ったが、母親の指示に従わざるを得なかったという。母親は7月11日に一人で出国した。
日本に一人残された少女は7月29日までの33日間で約60人の男性客を相手にして売り上げは約62万7千円だった。全額が経営者の男にわたり、店の取り分を引いた残りが、男の口座から母親の関係者名義の口座に送金されていた。
少女は8月にこの店を辞め、それ以降は、母親から紹介された都外の店で性的サービスを伴う仕事をしていた。少女は「私が働かなければ家族が生活できなくなると思った」と話しているという。
だが、次第に母親が迎えに来ることはないと思い始めた。9月中旬に「タイに帰りたい。祖父母や妹に会いたい。中学校に通いたい」と思い、東京都港区の東京出入国在留管理局に向かった。入管では「タイに帰りたい」と申告した。捕まる覚悟だったという。
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https://www.asahi.com/articles/ASTC60S5ZTC6UTIL003M.html





















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