東京都内のイベントで販売されたマフィンを巡って、苦情が相次いでいます。国は重篤な健康被害、または死亡原因になり得る可能性が高いとして食品回収の情報を公表しました。
マフィンの購入者:「栗とマフィンの生地の周りが濡れていて、ひと口食べただけで、それ以上は吐き気がちょっと…」
商品の購入者が訴える異変。さらに、SNSにも「凄く臭い。手が臭い人が作ったのかな?」「冷蔵庫のにおいうつりみたいな。あと納豆のにおい」と投稿されていました。
次々に声が上がる“臭うマフィン”は、週末に「東京ビッグサイト」で行われたイベント「デザインフェスタ」で販売されました。
実際にイベントで販売されていた際の画像です。出店したのは東京・目黒区にある焼き菓子店で、ズラリと並ぶ商品にはこんな売り文句がありました。
店の“売り文句”(SNSから):「すべて防腐剤、添加物不使用で市販の焼き菓子の半分以下のお砂糖の量で作っており、離乳食完了期のお子様より安心してお召し上がりいただけます」
砂糖には食品を腐りにくくする効果もありますが、その量を半分以下に抑えられているとアピールしています。
問題発覚後の対応にも多くの批判マフィンの購入者:「私の食べたのはヌチョヌチョという感触というか、グニャという感触で。納豆というのが一番合っているというか、近いイメージですね。息子と旦那の食べたマフィンは、逆にボソボソとした乾燥したような感じだったと思います。中二の息子はこういう騒動になって聞いたら、その後、腹痛を起こしてくだしたことを教えてくれました」
問題発覚後の対応にも、「1日目でお客さんから糸引きマフィンの報告あったのに、2日目も販売したのよね…」といった多くの批判が集まっています。
15日夕方、保健所が目黒区の店舗に立ち入り検査を行いました。製造場所の確認や店内の写真撮影など、検査はおよそ2時間半にわたりました。
腐ったような臭いがするマフィンは一体、どのように作られていたのでしょうか?取材から、様々な疑問点が浮かび上がってきました。
まずは、製造日についてです。
スケジュール上はイベントの6日前から製造準備に入っていて、その翌日のSNSでも「マフィンを焼いている」と投稿していました。
前日に撮影していたカレンダーと比較すると、製造準備の始まりにあった矢印がなぜか消えていました。
販売店のSNS イベント5日前の投稿:「1人で製造をしておりますので、5日間ずっと製造しないと間に合わないため、製造し続けておりました」
これについて、インターネット上では「無添加なら消費期限当日とかじゃないかなぁ」という声がありました。
さらに、その作り置きされたマフィンの保存についてはこう書かれていました。
店の担当者(SNSから):「保管場所はクーラーをガンガンにかけて18℃以下を保っておりましたが、外気温が高かったため、何個か傷んでしまった可能性がございます」
冷蔵庫内の保管ではなく室内で、しかもクーラーの“温度設定頼り”だったというのです。(抜粋)
https://news.yahoo.co.jp/articles/b5edb5d3d0de342771b9714afc6fa40b8fab61e5
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