東京都は、人工知能(AI)を使ったマッチングアプリを2024年度から提供する。
民間アプリに不安を持つ人が主な対象で、利用者情報の確認を厳格化したり相談体制を充実させたりした上で、結婚に向けた出会いのきっかけをつくってもらう。
アプリストアの審査状況などを踏まえ、提供時期を確定させる。
都によると、自治体がマッチングアプリを制作するのは珍しいという。
対象は都内在住、在勤、在学の18歳以上。
民間のアプリ同様、登録した個人情報や幾つかの質問への回答内容に基づき、条件や価値観の近い相手を紹介する。
民間アプリには身元がはっきりしない登録者がいることもあり、怖さを感じる人も多い。
都のアプリでは登録時に独身証明と収入証明の提出を要請。
利用者全員にオンライン面談をして本人確認を徹底する。
相手の身分や言動に不安を持った場合は、委託業者の専門スタッフが相談に応じる。
都では昨年12月から、都の婚活イベントに参加した人や一部職員がインターネットブラウザー上でサービスの先行利用を始めている。
24年度の本格提供に向けて利用者にアンケート調査を行い、サービス向上につなげる。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024011000696&g=soc
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