同じ陸上のインターハイ(全国高校総体)なのに男女でユニホームが違うのはなぜ――。そんな疑問がツイッターに投稿され、議論を呼んでいる。
男性アスリートと違い、女性アスリートはピタッとしたビキニタイプのセパレート型ユニホームを着用しており、お腹を露出させている人が多い。女性アスリートには盗撮の問題がつきまとうが、なぜ露出が多い格好が標準なのか。
J-CASTニュースは、スポーツライター、大手スポーツ用品メーカー、スポーツ用品関係者、弁護士に見解を尋ねた。
スポーツライターで箱根駅伝経験者の酒井政人さんは「動きやすさ」「カッコよさ、オシャレ」を理由に挙げる。陸上競技の場合、世界のトップ女子選手はセパレート型ユニホームがスタンダードだとし、「女子選手にも憧れの選手を真似したいという考えは普通にあるんじゃないでしょうか」という。
スポーツ用品大手ミズノも「動きやすさ」を理由に挙げている。
「経緯としては、トップ選手がセパレートを多く着用し始め、セパレートを着用することが強い選手のステータスになっているという事があります」
では、なぜ男性アスリートはセパレート型ユニホームを着用しないのか。
酒井さんは「男子で流行していないから」だとする。「セパレート型ユニホームを着て大活躍するスーパースターが現れれば、男子でもセパレート型ユニホームを着る選手が増えると可能性はあります。なお、男子選手のユニホームも流行があり、年々微妙に変化しています」と分析する。
ミズノは「女性と同じ形ということは、男性がブラジャー型のトップスを着用することになります。そのような形のウエアはこれまでニーズがありませんでしたので、広まらないだろうと判断しています。男性は半袖もしくはノースリーブのお腹の隠れるタイプを着用しています。それで動き易さを確保できていると思われます」と見る。(抜粋)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8f2baf9559860754e1587cacf8bd2a4e1e3d6e6b?page=1
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