プロ公式戦は42戦42勝。「キックボクシング史上最高の天才」と言われる男は、私生活も王者の名にふさわしかった。
11月下旬の夕方、西日暮里駅(荒川区)近くの路上を7~8名の集団が歩いていた。自分よりはるかに年上のオトコたちを引き連れ、貫禄たっぷりに先頭を歩くのは、格闘家の那須川天心(22)である。一行は駅の近くにある、熟成肉がウリの人気焼き肉店へ入っていく。
「この日は11月1日に大阪で行われた大会の祝勝会でした。那須川の対戦相手は、その日が引退試合となった裕樹(38)。『RISE』の3階級を制覇した強敵でしたが、那須川は冷静に左飛びヒザ蹴りを決め、KO勝利しました。同じ日、那須川の父・弘幸氏のチームに所属する寺山日葵(19)も、同大会の女子軽量級で優勝。那須川の妹分的存在でもあるので、二人にスポンサーらが焼き肉をごちそうしたんですよ」(格闘技関係者)
なるほど、たしかに一人の男性が花束を箱に入れ、手に提さげている。約3時間後、肉をたらふく食べてスタミナを付けたであろう那須川は、王者の風格を漂わせつつ、再び周りの大人たちを従えて店を後にした。一行は車に乗り込むと、那須川の自宅方向へ走り去っていった。
さらに那須川の豪快な日々は続く。別の日、高級外車のオープンカーに乗った彼の姿は、なんと吉原(台東区)にあった。パーキングにオープンカーを停めた那須川は、友人と思おぼしき男性とともに、ネオン煌めく街中を小走りに駆けていく。入っていったのは、ゴージャスな外観の高級店だ。
入店からきっちり2時間後、パーカーのフードを目深に被った那須川が退店する。店のホームページによれば、料金は2時間で6万円。一般人には高すぎる金額だが、彼にとってはなんてことないのだろう。
以前、「練習は練習。どんな時期でも最大限できることをやる」と語っていた那須川。毎日ハードな練習をこなしながら夜も豪遊するこのスタミナがあれば、連勝記録はまだまだ伸びそうだ。
12月4日(金)発売のフライデーでは、吉原の高級店を後にする那須川の写真を掲載している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bc986cc03f435b20cbe6d6e2e1c52411a208e20f
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