安倍晋三元首相の銃撃事件から、世間的に認知が広まった宗教団体『世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)』。当初は名前を伏せていたメディアも現在では「統一教会」と名前を出しているが、一方でNHKだけは頑なに話題として取り上げず、深い関係性が疑われている。そんな中、ネット上では2つの繋がりを示す画像が発掘されたようだ。
話題の画像とは、NHK Eテレで放送されている番組『100分de名著』での一コマ。2011年から放送され、古今東西の「名著」を100分で読み解く同番組は、スタジオのセットにさまざまな本が陳列されている。
そして2013年4月から2014年8月まで、番組には『平和を愛する世界人として』という本がセットに並んでいた。同作は「統一教会」の創立者・文鮮明氏の著書で、放送回によっては2冊も配置されていたことが画像によって判明した。
「この画像は話題性を重視したコラージュ画像とも言われていましたが、実際に『NHK』へ問合せて事実確認をした猛者もいたようです。放送当時から話題になっていたようで、宗教関連を専門に取り扱う『やや日刊カルト新聞』は2015年に、調査結果をサイト内でまとめていました。また、信者による『NHK様宣伝して下さってありがとうございます』といった書き込みなども抜粋して紹介。サイトによるとNHKは『特定の意図はありません』と回答しているようですが、意図せず2冊も飾るなんてあり得るのでしょうか…」(芸能ライター)
より深まるNHKと統一教会の関係性
今まで信憑性のなかった2つの関係だが、画像によって親密さが浮き彫りになってしまったようだ。該当の画像は瞬く間に広まり、ネット上では、
《NHKズブズブやん。アウト!》
《故意だと決めつけていい程度には故意だよ》
《これでたまたまなんて言い訳は許されない》
《「統一教会」って言葉すら使わないなんてそもそも公共放送と言えるのか?》
《番組の内容的にもカメラアングルに入る物は流石に精査するはずなので、偶然ではない気がするな》
《この本をあえてチョイスはしない。番組スタッフ全体がグルとは思いませんが、中に信者が入り込んでいるのかと》
《統一教会教祖の自叙伝を「名著」として出演者の後ろに置いた小道具係がNHKにいたってわけか。しかし目ざといというか…》
《戦争の悲惨さを描く朝ドラを放送するNHKと、自民党と旧統一教会とのズブズブの関係をひた隠しにするNHKが、とても同じ放送局とは思えない》
などと騒がれている。
「また該当の画像だけでなく、各所でNHKと統一教会の蜜月な関係を裏付ける事象が発見されています。最近では、元『NHK』の記者で、『報道ステーション』(テレビ朝日系)のメインキャスターを務めている大越健介氏が、文氏が創設した政治団体と関係性を持つ『日本財団』のアドバイザリー会議委員を務めていたという事実が明るみに。また7月17日放送のNHK『日曜討論』では、ジャーナリスト・江川紹子氏が『統一教会』の問題を指摘した際、司会者が完全に無視したことも話題を呼びました。他にも『NHK』は銃撃事件自体をニュースで取り上げないことや、『NHK党』の立花孝志氏が自身のツイッターで『統一教会』関連について『怖いから言及しない』と語っています。芋づる式に蜜月な関係が露わになり、もはや言い逃れは難しい状態といえるでしょう」(同・ライター)
公共放送が特定の団体に忖度を働いているならば、大問題だと思うが…。NHKからの釈明はあるのだろうか。
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