デイリー新潮
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2023年05月21日
MCに松本人志(59)と中居正広(50)を起用し、鳴り物入りでスタートした「まつも to なかい」(フジテレビ)が早くも苦戦している。4月30日放送の初回はゲストに元SMAPの香取慎吾(46)を招き、高視聴率を記録したというのに……。
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初回からのゲストと視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は以下の通りだ。
●4月30日:香取慎吾【世帯10・5%、個人7・0%】
●5月7日:上沼恵美子&北川景子【世帯5・2%、個人3・1%】
●5月14日:安藤サクラ&トータス松本【世帯4・9%、個人3・3%】
数字がよかったのは初回のみで、いきなりの右肩下がりだ。民放プロデューサーは言う。
「初回の世帯視聴率は福山雅治と大泉洋の日曜劇場『ラストマン―全盲の捜査官―』(TBS)の13・1%に迫る勢いでしたが、2回目で半減、3回目は禁断の5%割れにまで落ちました。とうとう『家、ついて行ってイイですか?』(テレビ東京)にも並ばれ、同時間帯では民放最下位になってしまいました」
もっとも、松本は常々、世帯視聴率よりもコア視聴率(13~49歳の男女)が大事と言っている。
構造的失敗
「コア視聴率も14日は3・3%でした。これは『行列のできる相談所』(日本テレビ)の4・3%、『ラストマン』の3・9%よりも低く、同時間帯の第3位です。正直言って、松本&中居という業界の超大物MCを何のために連れてきたのかわかりません」
ゲストも大物が続いているのに、なぜだろう。
「フジのスタッフも“なぜだ!”と思っているはずですよ。でも、松本と中居がいて、さらに大物ゲスト2人という組み合わせでは、視聴者はどこを見たらいいのかわかりませんよ。初回の香取は別として、2回目の上沼&北川は、お笑い界のレジェンドと若手トップ女優という組み合わせで悪くはなかった。けれど、上沼さんの話は今までさんざん喋ってきた内容でしたし、北川は関西弁でよく頑張ってはいたものの他所行きトークの域を出ていませんでした。3回目の安藤&トータスに関しては、2人に迫って欲しいと思う視聴者はどれほどいるのでしょうか」
もっともこの番組は、特番「まつもtoなかい~マッチングな夜~」としてゲストの2人を対面でマッチングさせる番組として始まっている。
「特番の頃は、タメ口キャラで人気を博したローラ&フワちゃん、森進一&Hiro親子、伊藤俊介&沙莉兄妹など、ベタで面白いところをついてきました。レギュラー化された第1弾は、香取1人をゲストに上々の滑り出しとなりました。ところがタイトルから“マッチングな夜”が取れたにもかかわらず、2回目以降は無理矢理と言っていいほどの組み合わせのゲストが続いています。次回のゲストは岡田准一と広末涼子と、まあ大物ですが、あまり期待できません。番組の構成が構造的に失敗しているからです」
失敗とは?
※以下リンク先で
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