※ 「週刊文春」編集部20時間前
『高級「生」食パン』と銘打った高級食パンの専門店を全国に展開する「乃が美」。経営難に陥った同社のフランチャイズチェーン(FC)店舗の複数のオーナーが有志の会を結成し、本社にロイヤリティ引き下げを申し入れるなど声をあげていることが「週刊文春」の取材でわかった。
FCオーナー「このままでは自己破産するしかない」
乃が美といえば、有名人御用達の高級食パンで知られる。
「元雨上がり決死隊の宮迫博之や俳優の哀川翔、お笑いコンビ・かまいたちの山内健司、SPEEDの上原多香子らが乃が美のパンがお気に入りだと公言しています」(フードライター)
乃が美の食パンは、小誌が2021年2月に報じた菅義偉首相(当時)の長男による総務省の高級官僚接待問題でも登場。東京・六本木の小料理屋での会食後に菅首相の長男が総務省の官僚に手渡した手土産が、乃が美の食パンだった。
そんな乃が美で“異変”が起きている。
FCオーナーが窮状を語る。
「この30カ月ぐらい、12月の繁忙期を除きずっと赤字が続いています。にもかかわらず、乃が美ホールディングスと、同社に出資するファンド『クレアシオン・キャピタル』が本部の収益を維持するため、FCオーナーから徴収するロイヤリティを下げようとしないのです。経営に行き詰まり、『このままでは自己破産するしかない』と考えるオーナーが相次いでいます」
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