二度とは見たくない最高の映画←これほど的確な感想はない
「戦争で真に失われるものは生命ではなく、汚れなき魂であると訴えている」や「あなたに立ち直れないほど落ち込んでも構わない夜があるなら」と書けるレビュアーがあまりにも文豪すぎる
このアメリカ人のレビュー素晴らしいな
これこそがレビューだろう
この火垂るの墓とトトロが上映されたときのキャッチコピーが、「大人がもう忘れてしまったこと(トトロ)、子どもがまだ知らないこと(火垂るの墓)」だったのが印象的
高畑の映画を見ると、
「パヤオの根底には”映画とは娯楽であるべき”という願いがあるんだな」という実感が浮き彫りになる
どこの国でも起こりうる普遍的な悲劇をフラットに描いているからこそ、世界中の人が感動できるのだと思う。
戦争に限らず災害や疫病でも、この兄妹の悲劇は起こりうる。令和の現代人にも他人事には思えない。
wikiの要約で恐縮だけど
「清太が節子を死なせたことを私たちの誰も批判できないし、時代によって親戚の叔母さんへ、清太へと糾弾する意見が変わることがおそろしい」
って高畑さんが言ってたことほんとその通りになってるなー
アニメとはいえこの時代に生きた人の言動を、テレビの前で好き勝手生きてる時代の自分たちが非難するのはそもそもおこがましい。
戦争映画って英雄の美談みたいなのが多いけど
火垂るの墓みたいな名もなき被害者が主人公になってる戦争映画って世界でも稀だと思う。
なんで世界で配信されて、日本では配信されないんだよ
『立ち直れないほど落ち込んでも構わない夜があるなら』っていう表現にとても文才を感じる
サツキは節子と同じ1941年生まれで、メイは同じ4歳。
同時上映する事で、時代や環境によって、暮らしがこんなにも変わるというメッセージもあったんじゃないかと勝手に思ってる。
こんなに聞き心地のいいレビューは久々だ
レビュアーが文才ありすぎる
「価値を伝えるのに、私の言葉だけでは不十分だからだ」と謙遜しつつ美しい文章で詳細かつ丁寧に作品の面白さを教えてくれる神レビュアー
前にどこかのチャンネルで、大学生くらいの外国人男性4人で『火垂るの墓』を鑑賞後に、「俺たちに何が出来る?」って真面目に話し合ってる動画を見た。
いつ、どの年代で見ても考えさせられるものがあるので、視聴率とか関係なく、定期的に放送してほしい。自分の年齢や立場(親なのか子なのか)によっても見方は変わるはずだから。
これ以上ない素晴らしいレビューで、もう一度見たくなってきた。
子供の頃は「親戚の叔母さんサイテーやん」と思ってたけど大人になってから見ると清太が悪く見えるし叔母さんも周りも誰も責められないなってなる
責めるべきは人でなく、国とも言い難く、ただ「戦争」という存在であることを教えてくれる気がする
アメリカ人のレビューはネットの翻訳機能で翻訳してる?本人が日本語で書いてる?日本語がめちゃくちゃ綺麗だから翻訳だとしたら元の英語が相当丁寧に書かれてるな。
動画である通り、映画公開時は「となりのトトロ」と同時上映で、当時は1回の鑑賞で2作品観れたんだが、
となりのトトロ→火垂るの墓
火垂るの墓→となりのトトロ
どちらから観ることになるかは観に行くタイミングによって違った。ただ、作品のテイストが違いすぎて、劇場から出てくる人の表情で観た順番がわかったらしい。
世界中の人々が
戦争の虚しさ・苦しみを知って
平和になってくれるのが一番の望みですね
小学校の修学旅行前、平和学習の一環なんだろうけど給食時間に火垂るの墓とはだしのゲンのアニメを教室のモニターで見せられて
「言いたい事は分かるけど飯食ってる時にコレはキツいって」って感想しか出て来なかった。
リピートは2度としたく無いってのに名作ってのが、真をついてました。
戦争を知らない世代としてはこの作品を知る事で、少しでも過ちを繰り返してはいけないという気持ちになるよね
「火垂る」を「Fireflies」と訳せるのが凄く美しい偶然だな、と思った
最後のアメリカ人のレビュー、何となく感じていたものを綺麗に言語化されていてとてもスッキリする。
普段からさまざまな作品と触れ合って、しっかりと向き合ってきた人なんでしょうね。
レビューの言い回しがかっこよすぎる
当時はトトロと同時だった事実に一番驚いた
清太にヘイトが向きがちになるのは「はだしのゲン」のせいっていうのもあると思う
比較対象のゲンが頭おかしいレベルでたくましすぎるからあれぐらいやれやって思ってしまう。
これはあまりにも辛くて、2度目観れない…. 映画館で観て、終わってもドッと疲れて席立てなかった
この映画のヴィランはアメリカじゃなく”現実”だから、時代に関係なく鑑賞者を病ませることができるんだろうな。
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