9/16(金) 8:33配信 中央日報日本語版
韓国国内で唯一の太陽光インゴット・ウェハ(太陽電池製造用素材)製造会社、熊津エナジーは先月、経営難を乗り越えられず破産した。中国企業などの追撃で赤字が累積した中、金融費用の負担に対応できなかった。業界関係者は「国内で唯一のインゴット・ウェハ製造会社が破産し、今後、中国産に依存するしかないのが実情」と憂慮した。
最近の世界的な景気沈滞と急激な利上げで利子も返済できない限界企業が追い込まれている状況だ。韓国の限界企業の比率は経済協力開発機構(OECD)加盟国のうち6番目に高い。専門家らは限界線上の企業にドミノ崩壊が生じる場合、金融機関の不良債権などにつながる「危機の雷管」になると警告する。
中央日報が15日に入手した全国経済人連帯会議(全経連)の報告書「OECD国家限界企業比率分析(2021年)」によると、昨年の韓国の限界企業の比率は18.5%と、OECD加盟25カ国の平均(15.2%)より3.3ポイント高かった。限界企業の比率が最も低い日本(3.2%)と比較すると5.8倍も高い。限界企業とは営業利益で元金どころか利子も返せない(インタレスト・カバレッジ・レシオ1未満)状況が3年以上続いている企業をいう。
限界企業の比率が韓国より高い国はカナダ(32.8%)、米国(29%)、オーストラリア(19.8%)、オランダ(19.5%)、イタリア(18.6%)の5カ国にすぎない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/51aed9d3fcf1f05b5896dc8a639103a305f4adfc
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