目下、休演が続く宙組内部では、複数のタカラジェンヌが退団を視野に、事態の動向を見守っているという。その数は「宙組全体の半数近い、20~30人規模」(前出・宝塚関係者)と、大量退団まで囁かれている。
「もし大量退団となれば、公演を維持できません。5つある組のタカラジェンヌたちを大幅に入れ替え、移籍させるといったこともいわれていますが、各組にはそれぞれのカラーがあり、一朝一夕で出来上がったものではありません。そんなことをすれば、それこそ歌劇団そのものの崩壊を意味します」(演劇関係者)
有愛さんの死が明らかになって以降、『週刊文春』には、複数の現役タカラジェンヌからの告発が相次いだという。
「ヘアアイロンを押し当てたとされる天彩さんだけでなく、名前を挙げられたのは、新たにトップスターに就任したばかりの芹香斗亜さんや、最年長として組長を担う松風輝さんなど、宙組内で人気が高い“幹部”ばかり。そういった人たちが、有愛さんへのいじめに“加担”していたという内部情報が寄せられたといいます」(芸能関係者)
どのような事情があれ、いじめ、ハラスメントは絶対に許されない。ただ、疑惑の段階でも“いじめ加害者”として実名で指弾されれば、彼女たちのキャリアは相当に傷つく。そして、それはライバルのタカラジェンヌたちにとって“チャンス”にもなり得る。
「序列が上位のタカラジェンヌばかりがまるでターゲットにされたように告発が相次ぐのは、不健全な競争の結果といえます。在籍時も退団後も、タカラジェンヌとしてのランクが物をいう世界。足の引っ張り合い、蹴落とし合いという醜い争いが生まれる土壌があるんです。有愛さんも天彩さんも、実名を報じられた宙組幹部も、ある意味で“犠牲者”なのかもしれません」(前出・芸能関係者)
10月19日、歌劇団がホームページで、
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