・3年前、小倉美咲さんが行方不明になった山梨県道志村で人骨や運動靴などが発見される
・「45度以上の崖みたいなところ」「行くのは猟師か山の持ち主かくらい」と地元の人
山梨・道志村 仁科健吾アナウンサー(30日)
「午前9時40分すぎです。捜査員が規制線の中に入っていきました」
山梨県道志村では30日も朝から40人態勢で捜索を続けました。この付近では3年前にキャンプに来ていた当時小学1年生の小倉美咲さんの行方がわからなくなっていましたが…今週、事態は急変。23日、キャンプ場から600mほど東に離れた乾いた沢で「人の頭の骨の一部」が発見されると、28日の捜索では「右足の運動靴」が見つかり、29日は、さらに上流で「左足の運動靴」と「靴下」が見つかっています。靴は美咲さんが行方不明になったときに履いていたものと色やメーカーが一致しています。靴はどのような場所で発見されたのでしょうか?
山梨・道志村 仁科健吾アナウンサー(30日)
「当時、美咲さんはこの道を通って向こうの沢を向かったのを最後に行方がわからなくなりました。そして今回、骨の一部や運動靴が発見されたのはその逆方向にある沢です」
捜索現場を衛星地図で見ると山の斜面はかなり急でキャンプ場から大人の足でも30分はかかる場所です。当時7歳の女の子が歩いて行くことはできるのでしょうか?地元猟師の平賀さんは…
地元猟師 平賀一彦さん(30日)
「なんせ崖みたいな、こんな45度以上の崖みたいなところだから行けません。鉄砲撃ち(猟師)と山の持ち主が草刈りとかそういうので行くくらいで」
平賀さんによると、運動靴などが見つかった周辺は山の斜面が急で足場も悪く大人でも歩くのが困難な場所だといいます。美咲さんが行方不明になった翌月の2019年10月には、台風19号が直撃。土砂崩れがあり、道路が寸断されるなどの被害もありました。当時、美咲さんの捜索に参加した山岳捜索隊の三笘さんは…
民間山岳捜索隊 三笘 育さん(30日)
「捜索は行方不明になった場所より西側、西から北西、南西方向の方が重点的にやっていたと思います。靴が出てきた場所から考えると沢のほぼ源流部分一番上の部分くらいまでいってないとあそこには落ちていかないのでそうなると標高差250~300mくらいまで登らないとダメなんですね」
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