知人女性への強制性交の疑いで書類送検され、嫌疑不十分で不起訴処分となった西武・山川穂高内野手(31)。球団は9月4日、無期限で公式試合の出場停止とする処分を発表した。
「この日の午後2時、球団がマスコミ各社に一斉にリリースした書面では、奥村剛球団社長が『ファンの皆さま及び全ての関係者の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけいたしましたことを、深くお詫び申しあげます』と謝罪。『球団として今回の事態を重く受け止め、本人の猛省を促すべく処分といたしました』と説明した。同日夕方に都内で取材対応した飯田光男球団本部長も『今日の朝、私と渡辺久信GMで本人に伝えた。世間を騒がせた責任は重いという判断』と厳しい表情でした」(スポーツ紙記者)
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場して世界一に貢献した山川。その直後に発覚したスキャンダルはあまりにもセンセーショナルで、各方面に影響が及んだ。
「球団内では山川関連の掲示物は即撤去。いくつかのイベント企画もお蔵入りになりました。今回、処分は決まりましたが、話題にさえできる状況にありません」(球団関係者)
山川自身は連日、本拠地のベルーナドームに隣接する2軍練習場で、若手と一緒に練習に励んでいる。だが、
「俺は来年、ここにはいないから。もう終わったよ……」
と、半ば投げやりに言いまわっているという。
今回、無期限での出場停止処分を決めた西武。山川が再び1軍の舞台に立つのは難しいようだ。「早くも西武は水面下で山川の放出先を探し始めている」(セ・リーグ球団関係者)という。
「当初の予定通り、国内フリーエージェント(FA)権を取得できれば、大型契約を結べるソフトバンクへの移籍が極めて濃厚でした。しかし、ソフトバンクは親会社のコンプライアンスが厳しいため、書類送検されたことでハードルは格段に上がった。高額年俸がネックとなり、他球団も獲得には消極的です。そもそも、山川のFA権取得に必要な1軍登録日数は残り17日。今季中にFA権を取得するのは絶望的です」(同前)
だが唯一、トレードで話がまとまりそうな球団があるのだという。
「巨人です。過去には、日本ハムで暴力事件を起こして無期限謹慎処分を受けた中田翔内野手を原辰徳監督が引き取った“前例”がある。中田も心を入れ替えて、今は1軍の大事な戦力として活躍しています」(同前)
トレードの相手として、既に具体的な名前も飛び交っているという。
「かつて西武で“ミスター・レオ”と呼ばれた中島裕之内野手(41)です。渡米を経て2018年に巨人に入団したものの、現在では出場機会に恵まれず、くすぶったまま。ポジションも山川と同じ1塁ということもあり、2人の交換トレードが現実的です。中島も最後に西武でユニホームを脱げば、将来の指導者の道も開けてくる」(同前)
原監督も山川“再生”に前のめりのようだ。
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