「いまでも歌を聴けば、そこにいてくれる感じで寂しくなります」「あなたのことは永遠に忘れません」──神田沙也加さん(享年35)のインスタグラムにはファンからのコメントが絶えず投稿され続けている。
沙也加さんの突然の死から1か月。『マイ・フェア・レディ』の公演のため、北海道札幌市内のホテルに宿泊していた彼女が変わり果てた姿で見つかったのは、12月18日のことだった。
「この日、沙也加さんは昼公演に出演する予定でしたが、入り時間までに会場に現れず、マネジャーが警察に通報。ホテル内を捜し回り、14階の非常用屋外スペースに倒れているのが見つかり、搬送先で死亡が確認されました」(地元紙記者)
母である松田聖子(59才)が耳を疑うようなその知らせを聞いたのは、年末恒例のディナーショーを終えた後。翌朝札幌入りした聖子は、冷たくなった愛娘と対面したのだった。以来、聖子は憔悴しきっており、出演予定だった『NHK紅白歌合戦』を辞退。年末年始も家にこもりきりの日々が続いていた。
「花が大好きだった沙也加ちゃんのことを思い、自宅にある祭壇の供花を定期的に替え、一日中そこに座り込んで彼女に話しかけているそうです。しばらくは仕事関係者と話すことすら難しい状態でしたが、沙也加ちゃんが亡くなってから1か月が経ち、『このままではいけない』と、少しずつ打ち合わせなどを始めているそうです」(聖子の知人)
3月には還暦を迎える聖子。本来ならば記念イベントが華々しく行われる予定だった。
「パーティーを兼ねたコンサートが予定されていましたが、いまはそれを予定通り開催するかどうかを話し合っている段階だそうです」(聖子の仕事関係者)
沙也加さんが転落したホテルの部屋には、2通の遺書が残されていた。1通は事務所関係者宛て、もう1通は交際していた俳優・前山剛久(30才)宛てだった。
昨年10月から沙也加さんと前山は交際を開始。しかしほどなくして、前山の元恋人のA子さんの影がチラつくようになり、何度も話し合いが繰り返されたという。
本人たちの間に実際なにがあったかは知る由もない。しかし沙也加さんの死の矛先を前山やA子さんに向けることに異を唱える人も少なくないだろう。聖子もその1人だったようだ。
「聖子さんは沙也加が亡くなってはじめて前山さんとの関係を知ったそうです。数々の報道を目にして、動揺、怒りがなかったといえば嘘になるでしょう。
ただ、聖子さんもこの世界で生きてきた人。前山さんを責めるのも違う、誰かのせいにするのも違う、もし誰かのせいというのがあるなら相談を受けられなかった自分のせいだと。だからこそ“沙也加の恋人のことはもう終わらせて”いまはそういう悲痛な胸の内を吐露しているようです。人のせいにしないというのは聖子さんらしいですが、見ていられない様子です」(前出・聖子の知人)
愛を渇望しながらも悲恋に涙した沙也加さん。結婚と離婚を繰り返し、恋に生きてきた母はいま、愛娘になんと声をかけているのだろうか。
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