山梨県道志村の山の中で見つかった人の骨について新たな情報です。見つかった骨の大きさは数センチ程度で子どもの可能性があるということです。
人の頭の骨が見つかった山梨県道志村の現場付近では、朝早くから警察による30人態勢での捜索が行われました。
3年前には、現場近くのキャンプ場から当時小学1年の小倉美咲さんが行方不明になっていて、26日よりもより範囲を拡大しての捜査…。
警察によると、23日にボランティアとして捜索に訪れた40代の男性が人の骨のようなものを発見。
男性は写真を撮って帰りましたが、気になって、25日に再び現場に戻り警察に「人の骨のようなものを見つけた」と通報したそうです。
そして、捜査関係者によると、司法解剖により「人の頭の骨の一部」だと判明。
完全に白骨化していて、大きさは数センチ程度。サイズ的に子どもである可能性があるといい、切断されたなどの人為的についた痕跡はないそうです。
警察から連絡を受けたという美咲さんの母親は…。
美咲さんの母親・小倉とも子さん:「本当に胸が締め付けられるように、言葉が出なかったです。『美咲ちゃんに関係あるかどうか分からない』というふうに言って頂けたので、私としては『美咲が無事に戻ってくる』と信じているので、『美咲のものではない』というふうに、強く思いました」
母親のとも子さんは、DNA鑑定のため、へその緒や乳歯などを渡しているそうです。
ただ、数々の疑問も…。
なぜ今、突然骨の一部だけが発見されたのか。
発見場所を聞いた母親のとも子さんは。
美咲さんの母親・小倉とも子さん:「かなり広い範囲で私たちも捜していたし、プロの方にも捜して頂いていたので、そこには当時はなかったと思っています。かなり険しい山の中だと伺ったし、娘が1人で入れるような場所ではないと思っています」
発見現場をよく知る人物は。
発見場所をよく知る人物:「(Q.「骨のようなもの」が見つかったということですが?)新聞、テレビで見たけど、上流から流されて(見つかるなんて)こんなことはあるわけがない!」
現場では、見つかった骨以外、服や遺留品なども含めて見つかっていません。
野生動物などに運ばれた可能性もありますが、山の所有者とみられる人物によると土砂や雨などで、骨の一部だけが流されてきた可能性は考えられないそうです。
当時、骨が見つかった付近の捜索を何度も手伝った人からは、こんな話も…。
何度も捜索を手伝った人:「(3年前)いっぱい人が来ていて、こういう崖に皆入ってくれた。それが、ここにきて見つかったってさ…。一段落して、その後誰かが来て埋めたのか…。夜になったら真っ暗だから、そこは分からないよね」
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