>>2022/07/09 13:20
安倍晋三・元首相(67)が奈良県内の路上で参院選の応援演説中に銃で撃たれ、死亡した。容疑者の男は警察官に制止されることなく至近距離まで近づき、発砲していた。現場の警備体制や身辺警護に問題があった可能性が高い。(奈良支局 平野和彦、社会部 建石剛)
後方から歩いて
街頭演説の会場は奈良市の近鉄大和西大寺駅前で、近くに大規模な商業施設がある。人通りが多く、選挙の演説では過去にもたびたび使用されてきた。
安倍氏が演説に立ったのは、歩道と車道の間にあるガードレールで囲われた場所だ。後ろは車道で、車が走行していた。安倍氏は台の上に乗り、前方の聴衆に向かって話をしていた。
目撃者の話やSNSに投稿された映像によると、銃撃した山上徹也容疑者(41)(殺人未遂容疑で現行犯逮捕)は、安倍氏の後ろの車道を挟んで十数メートル離れた場所で、しばらく演説を聞いていた。その後、歩いて車道を渡り、ゆっくり安倍氏の背後に近づくと、警察官に制止されることなく発砲していた。
要人警護に詳しい元警察幹部は「なぜ、あのように後方が開けている場所を会場に選んだのか。周囲360度から狙われる恐れがあり、一見してリスクが高い」と指摘する。警察幹部は「容疑者が車道に出た時点で、警察官が声をかけなければならなかった。完全に警察の落ち度だと認めざるを得ない」と話す。
有権者との距離
続きは↓
読売新聞オンライン: [スキャナー]警察幹部「完全に警察の落ち度」…容疑者が車道出た時点で「声かける必要あった」.
https://www.yomiuri.co.jp/national/20220709-OYT1T50011/
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