裾野市の私立さくら保育園で園児を虐待したとして、当時の保育士の女3人が暴行容疑で裾野署に逮捕された事件で、問題発覚後に園が開いた説明会に3人は現れず、手紙による保護者らへの謝罪を促されても「今、この状況でまとまらないので書けない」と拒否していたことが、7日までの保護者らへの取材で分かった。
保護者らによると、3人は先月末から今月初めにかけて同園に通う園児の保護者らを対象に行った説明会に一度も出席しなかった。園長が説明会に出るよう電話をかけたところ、保育士(39)=長泉町上土狩=、保育士(38)=裾野市平松=の両容疑者は「謝罪したい」「申し訳ない」と話したが、説明会への出席は断ったという。保育士(30)=沼津市岡宮=は連絡が取れなかったとした。
その後、他の職員が保育士(30)と連絡が取れたため、説明会に出席しないなら謝罪の手紙を書くよう促したが、断りの返信が届いた。ほか2人の容疑者にも手紙による謝罪を促したが「書けない」と返答があったという。
園は9月上旬までに保育士(30)、保育士(38)の両容疑者に出勤停止と退職勧奨処分、保育士(39)にけん責処分を伝えた。保育士(30)、保育士(38)の両容疑者は辞表を提出したが、同月中旬に保育士(30)が辞表を撤回。11月末に退職が決まるまで、園は保育士(30)と弁護士を通じて連絡を取り合う状況だったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ba152355e6c909075fef50761302f21632bd5b3
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