やはりワクチンは有害!?「ワクチンを接種した人々がこれほど多くコロナになる理由」研究論文が話題:抗体依存性増強(ADE)
2021.08.21 08:00
ワクチンを接種したことで新型コロナウイルス感染症の症状が悪化するかもしれないと指摘する研究論文が発表され、注目されている。
今月9日に学術誌「Journal of Infection」に発表されたフランス・エクス=マルセイユ大学の研究者らによる研究で、現在流行しているデルタ株に対し「抗体依存性感染増強(ADE)」という現象が起こる可能性があることがわかった。
ADEとは、ワクチンによって作られた抗体が、免疫細胞などへのウイルスの感染を促進し、症状を悪化させてしまうという現象だ。新型コロナウイルスワクチンによるADEの危険性は昨年から一部の専門家らにより指摘されてきたが、影響はないとする見方が大半だった。
しかし、今回の研究では、デルタ株に関して、ウイルスのトレードマークであるスパイクタンパク質に対する親和性が「驚くほど高まった」ことにより、ワクチンが感染を促進したと考えられるという。
また、今年3月には、専門家向け医療情報サイト「MedPage Today」の記事でも、「ADEは中和抗体(ウイルスと結合して感染を阻止する抗体)の存在量が十分に少なく、
感染を防ぐことができない場合にも起こる可能性がある。それどころか、ウイルス粒子と免疫複合体を形成してしまい、かえって病気を悪化させる」と指摘されていた。
一方、新型コロナウイルスに感染し、自然免疫を獲得した人の間ではADEのような問題は見られないことが複数の研究で示されているという。
「厚生労働省」によると、感染者に対してもワクチンの接種を推奨する国もあり、自然感染よりもワクチン接種の方が新型コロナウイルスに対する血中の抗体の値が高くなるという報告もあるとのことだが、拙速な判断は禁物だろう。
デルタ株に対する新型コロナワクチンの感染予防効果はファイザー社製で42%、モデルナ社製で76%ほどしかなく効果が弱いことが、米国のメイヨー・クリニックなどの研究で判明しているが、あまつさえ症状を悪化させるとしたら、もはや毒と言っても過言でないかもしれない。
南米ペルーやチリを中心に流行しているラムダ株に対するワクチンの有効性も、一部ではその効果が5分の1まで下落するとも指摘されている(8月19日付女性自身(Yahoo!ニュース))。今後さらなる変異株が誕生し、ワクチンの効果が著しく低いということになれば、コロナ禍はますます終わりが見えなくなるだろう。
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