杭州アジア大会は6日、女子サッカー決勝で日本が4-1で北朝鮮を破り、史上初の連覇を達成した。注目された一戦で試合前にファンをざわつかせるシーンも。日本の国歌斉唱にスタジアムが騒がしく、マナー違反を指摘する声が相次いだ。
試合前の国歌斉唱。日本のアナウンスがされた時だった。途端に会場がざわつき、ブーイングとも取れる騒然とした空気の中で君が代の演奏が始まった。以降もスタジアムが静まることなく、国際中継にもがやがやとした声やスティックバルーンを叩く音などが入っていた。対照的に北朝鮮の演奏が始まると、会場は大歓声。完全アウェーの空気が色濃く浮かび上がった。とはいえ、相手国の国歌は静粛に聞くのが観戦マナー。ネット上で気になったファンも多かった様子だ。
「日本 北朝鮮 関係なく国歌斉唱で騒ぐのよくない」「観客席から物凄いブーイング」「邪魔するように会場がざわめき伴奏が聞こえない」「国歌流れてるときくらい黙って」「いくらアウェーとはいえ 日本国歌流してる時の観客のマナーが良くないなあ」「国歌斉唱中に騒ぐな」「失礼極まりない」「相手国へのリスペクトがない」「国際的に見てもルール違反」「国歌のときにブーイングはやめて」などの声が上がり、波紋が広がった。
試合は前半を1-1の同点で折り返したが、後半21分に左CKから大沢春花のヘッドで勝ち越し。その3分後には、18歳の谷川萌々子が鮮やかなミドルシュートで追加点を奪い、27分にも千葉玲海菜が得点。リードを広げ、そのまま勝ち切った。
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