サンフランシスコ市内のオフィス空洞スペースは3,000万平方フィート(約280万平方メートル、約84万坪)近くにも及んでおり、全米の主要都市では最悪のレベルになっているのだ。
今年に入ってオープンしたばかりのホールフーズ・マーケットが閉店し、ウエストフィールド・サンフランシスコセンター内のノードストロームが店を閉めた。
この隣にあるノードストローム・ラックも閉鎖となった。ユニオンスクエア近くのマーケットストリート沿いにある73,000平方フィート(約2,000坪)のオールドネイビー旗艦店も同じ日に閉鎖だ。
マーケットストリート沿いではアパレルチェーンのアンソロポロジーや高級デパートメントストアのサックス・フィフス・アベニューのアウトレット店であるサックス・オフ・フィフスも閉店。
直近ではウエストフィールド・サンフランシスコセンターからマーケット・ストリートを挟んで真向かいにあるAT&T旗艦店も閉鎖した。このAT&Tフラッグシップ・ストアは24,000平方フィート(670坪)もあり、ユニオン・スクエアに近いばかりか、観光客が集まるケーブルカーのパウエル駅に面していることでも有名だ。
直近の閉鎖店ではターゲットがある。ターゲットは先日、サンフランシスコ市内にある店舗1ヶ所(1690 Folsom St, San Francisco, CA 94103)を含む9店舗の閉鎖を発表している。
ビジネスオフィスの空洞化に小売チェーンの集団脱出で残されたのはホームレスと組織的犯罪となっている。
https://www.fashionsnap.com/article/2023-10-11/starbucks-sanfrancisco/
コメント一覧