高齢女性の遺体が見つかった強盗殺人事件。警視庁は、犯行グループが少なくとも4人で玄関から侵入し、犯行に及んだとみています。
おととい午後5時半まえ、大塩衣与さん（90）が自宅で両手首を縛られ意識不明の状態で見つかり、その後、死亡しました。
警視庁によりますと、大塩さんの全身には多数の“あざ”があり、死因は複数回殴られたことによる「多発外傷」の可能性があるということです。
近隣住民
「足を引きずる感じで歩いていたから、ちょっと大変だなと思って。よくバス停に行くので『どこ行くの？』と、そしたら『広尾の日赤（病院）へ行く』と言っていた」
大塩さんは以前、東京・麻布に住んでいたといいます。
被害者を知る人
「普通のおばあさん。裕福なんだというのは感じ取れた。コロナ前に引っ越したのは確か」
事件前後の犯人の動きも徐々にわかってきました。
捜査関係者への取材で、大塩さんの自宅に4種類の足あとが確認されたことが新たに分かりました。窓ガラスが割られていない状況などから、警視庁は犯行グループが少なくとも4人で玄関から侵入し、犯行に及んだとみています。
周辺の防犯カメラには、犯人が事件当日に使用したとみられる白いレンタカーが、東の方向に走り去る様子が写っていたということです。
さらに、この車を含む2台のレンタカーが、現場近くの幹線道路を行き来する様子も確認されているということです。
これらの車はいずれも、都内のレンタカー店で借りた可能性があり、犯人は事件前日にも同じ車で現場の下見を行ったとみられています。
関東では今年に入り、複数人が住人を縛り、金品を奪う強盗事件が相次いでいて、警視庁は今回の事件との関連を調べています。
TBSテレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc8ae11898768cca224530ba4a8c56b9674afc69
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