2023年1月30日
『ダイの大冒険』ですら救えない…早期サービス終了が続くスクエニのソシャゲ
スクウェア・エニックスのスマートフォン向けゲーム『ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-』が、4月27日にサービス終了を迎えることが判明した。世間的には“ダイ大”ブームの波があったものの、同作を救うことはできなかったようだ。
アニメ成功の裏でソシャゲは…
「ダイの大冒険」は1990年代の『週刊少年ジャンプ』に連載され、一世を風靡したバトル漫画。特定の世代から強く愛されていたが、2020年10月から放送された完全新作アニメが大ヒットしたことで、ファン層がさらに拡大している。
そんな好調な流れがあった中、2021年9月28日にリリースされたのが「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 -魂の絆-」だった。
同作はシンプルな操作性をもつ“3レーンバトル”のゲーム。ストーリーとしては、原作の展開に沿って進む「竜の軌跡」と、原作者・三条陸が監修を務めたオリジナルストーリーの「絆の旅路」が用意されている。
原作ファンを取り込もうとする意欲がひしひしと感じ取れるが、どうやらその狙いは上手くいかなかったようで、この度サービス終了が決定。リリースから約1年7カ月で終了することとなる。
ユーザーからは驚きや悲しみの声が上がる一方で、《スクエニで断捨離が行われてますね》《スクエニお得意の、数撃てば当たる戦法か》《君たちの言う「魂の絆」とは2年も持たない浅はかな絆なのかね?》と冷ややかな反応も少なくない。
ビッグタイトルが軒並み失敗
「ダイ大」にかぎらず、スクウェア・エニックスが手掛けるソシャゲのほとんどは短命で終わることが知られている。
つい先日も、「ドラクエ」と対をなすビッグタイトル「ファイナルファンタジー」シリーズのソシャゲ『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』が、1年2カ月の歴史を閉じたばかりだ。
キャラクターデザインに人気漫画家の真島ヒロを起用した『Gate of Nightmares』(ゲートオブナイトメア)や、独自のバトルシステム「eじゃんけん」を売りにした『エンゲージソウルズ』も、1年ほどでサービス終了を迎えている。
軌道に乗らないと分かった時点で、即座にサービス終了させていく様子は、一部ユーザーから《ソシャゲガチャ》とも揶揄されているようだ。
「ダイ大」でも「FF」でも救えなかった、スクウェア・エニックスのソシャゲ。今後、救世主は現れるだろうか。
コメント一覧