■3行でわかる
- 越谷市のごみ処理施設で巡査部長が発砲
- 駆け付けた警察官から拳銃を奪った
- 巡査部長は意識不明の重体で搬送
■埼玉県警の巡査部長が拳銃を奪い発砲
埼玉県警春日部署の37歳の巡査部長が、駆け付けた警察官から拳銃を奪い、自らの頭部に発砲した。4日午前10時5分ごろ、埼玉県越谷市のごみ処理施設で起きた。巡査部長は意識不明の重体で病院に搬送された。当時は休暇中で、自身の110番通報を受けて越谷署員が現場に向かっていた。
■息子がさらわれたとの通報で署員が急行
午前8時45分ごろ、巡査部長から、息子が通学途中にさらわれたとして、越谷のクリーンセンターに警察官を向かわせてほしいとの110番通報があった。越谷署員4人が駆け付け、息子がさらわれた事実はなかったと判明した。
■保護のためパトカーに乗せようとした際に発砲
署員が巡査部長を保護するためパトカーに乗せようとしたところ、巡査部長は警察官の足を蹴るなどして暴れた。その際、40代の男性巡査の拳銃を奪い、発砲した。公務執行妨害の疑いでその場で現行犯逮捕されたが、治療中のため同日釈放された。
■拳銃の装備と県警の再発防止への方針
拳銃は男性巡査がホルスターに入れて携帯しており、装備状態に異常はなかったとみられる。現場には越谷署員4人と巡査部長以外はおらず、ほかにけが人はいなかった。県警の斎藤克也首席監察官は、第三者に危害が及ぶ可能性もあったとして反省を示し、原因究明と再発防止に努めるとした。
■巡査部長は10月29日から休暇中
巡査部長は2010年から県警に勤務し、9月から春日部署の交通課に所属していた。勤務態度に問題はなかったとみられ、10月29日から休暇を取得していた。県警は拳銃が奪われた状況などを調べている。
■まとめ
県警には、保護の場面で拳銃が奪われた経緯を明らかにし、再発防止につなげる対応が求められる。

再発防止では、装備の点検だけでなく、保護に当たる場面全体の安全を考えるべきだ。今回、拳銃の装備状態に異常はなかったとみられる一方、対応中に拳銃を奪われた。装備が正常だったことだけでは、同じ事態を防げる理由にはならない。県警は拳銃が奪われた経緯を丁寧に調べ、現場で実行できる対策につなげる必要がある。安全は手順全体で守るものだ。
ワイはまず、巡査部長の回復を願うで。
通報を受けて駆け付けた現場で、こんな事態になるとは心配や。
保護しようとする場面で拳銃を守る難しさを、ガチで考えなあかん。
装備に異常がなかったとしても、それだけでは安心できへんやろ。
ほかにけが人がいなかったのは救いやけど、一歩間違えばと考えると怖いンゴ。
県警には原因をしっかり調べて、現場の安全につながる対策を取ってほしいんや。
